倒壊家屋のがれきの下の2歳児救出/長野県北部の大地震(2014年)

2014年11月22日22:08頃、長野県で大きな地震がありました。遠く離れた私の住む町でも揺れを感じたので、相当強い地震だろうと思っていましたが、やはりそのようでした。

生きている!倒壊家屋から2歳児 長野、住民も救助参加

2014年11月24日05時25分

 激しい揺れから1日。長野県北部を中心に、地震の被害の全容が見えてきた。約30棟が全壊した白馬村では、住民も加わった救出活動で男児の命が救われた。我が家を失った住民らに、冬の寒さがのしかかる。

 「柱や板が少しずれていたら、つぶされていた」

 建物の被害が最も大きかった、長野県白馬村神城(かみしろ)の堀之内地区。がれきのすき間から、2歳の男の子を助け出した北アルプス広域北部消防署の小山竜平さん(27)が23日、その瞬間を語った。

 小山さんがこの救助現場に着いたのは、地震から約1時間後の22日午後11時ごろ。真っ暗闇の中、住宅の屋根が地面に横たわっていた。押しつぶされた1階、散らばるがれき、柱、壁……。「とにかく助けないと。まだ時間はある」。家屋が倒壊した現場に臨むのは、初めてだった。

 同僚の消防署員らとがれきをかきだし、それを近所の人たち数人がリレーで運び出す。先に救出された家人の女性が、「あのあたりに子どもがいる」と言った。いったん作業をやめた。訪れる静寂。「大丈夫か」。小山さんは男児の名前を呼んだ。

 すぐに泣き声が耳に届いた。「生きている!」。がれきの2、3メートル奥か。がむしゃらにがれきを取り除くと、敷布団のそばでうつぶせになっている男児の右足が見えた。腰のあたりに覆いかぶさる柱を、近所の人が持ってきてくれたジャッキで持ち上げてすき間をつくり、引っ張り出した。

 泣き叫ぶ男児に、目立った外傷はなかった。約30分間の救出劇だった。

 がれきの手渡しリレーに加わった近くの会社員中村幸一さん(52)は、その瞬間を、かたずをのんで見守った。「助かってよかった」。救急車で無事を祈っていた母親は、涙を流して我が子を抱きしめた。

 「住民の助けがあったからこそ、助けられた」。小山さんは振り返る。

 堀之内地区の周辺では、倒壊した家屋から7世帯計26人が助け出された。消防、家族、近所の人たちが一体となった成果だった。

■「家にいたかったが…」

 白馬村は23日午後、余震や天候悪化などで道がふさがれ、孤立する危険性があるため、25世帯61人に避難指示を出した。

 無職、山岸友子さん(81)は「本当は家にいたかったけど……」と言いながら、村役場近くの施設に車で来た。自宅は無事だが、庭に5メートルほどの亀裂。早く帰宅できることを期待し、荷物は少なめにした。この施設には自主避難も含め128人が避難。夕方には、婦人会のメンバーらによる炊き出しのみそ汁が振る舞われた。

 前夜には約85人が自主避難していた。その一人、中村佐代子さん(81)は寝ていた1階が押しつぶされ、裸足で逃げ出し避難所へ。午後に一時帰宅し、惨状を目の当たりにした。傾いた柱の間に手を入れ、持てる分だけの着替えを取り出した。この日の白馬の最低気温は零下1・1度。体がかじかむ。「これからのことはまだ何も考えられないよ」と嘆いた。

 車内で夜を明かした柏原輝久さん(61)も昼過ぎに家を確かめに行った。築約100年の木造住宅。崩れた壁から段ボールなどが飛び出していた。9月に噴火した御嶽山のふもとでロープウェーなどを運営する会社に勤務している。噴火で営業休止になり、冬のスキー客減も心配だ。「今年の長野県はどうなっているんだか」と疲れた表情で話した。

 近くに住む柏原武幸さん(72)も、土蔵が倒れた。「ウソだろって言いたい。家の中もぐちゃぐちゃ。こりゃもう住めねえや」

引用元: 生きている!倒壊家屋から2歳児 長野、住民も救助参加 (朝日新聞デジタル)


画像引用元: 生きている!倒壊家屋から2歳児 長野、住民も救助参加 (朝日新聞デジタル)

助かって良かったです。しかし、今後、死者が出ないか心配です。夜だし、誰かがどこかで埋もれても、わからないかもしれません。

2014年11月の長野県北部の地震で倒壊した家屋
画像引用元: 生きている!倒壊家屋から2歳児 長野、住民も救助参加 (朝日新聞デジタル)

ひどい壊れ方ですね。大きな地震が来ると、こうなってしまうのですね。

2014年11月の長野県北部の地震で被害を受けた家屋
画像引用元: 生きている!倒壊家屋から2歳児 長野、住民も救助参加 (朝日新聞デジタル)

片付けるのが大変なことになりそうです。

2014年11月の長野県北部の地震で避難した人たちと避難所
画像引用元: 生きている!倒壊家屋から2歳児 長野、住民も救助参加 (朝日新聞デジタル)

こういうところだけは、倒壊した家屋とは対照的に、ずいぶん近代的ですね。

2014年11月の長野県北部の地震で行われた炊き出し
画像引用元: 生きている!倒壊家屋から2歳児 長野、住民も救助参加 (朝日新聞デジタル)

こういう時に料理ができないと、恥をかきそうです。普段から料理の勉強と練習をしておく必要を感じました。

今回の地震の詳細は下記の通りです。

長野県北部でM6.7・最大震度6弱の地震、負傷者40人(11/22)【第8報】

情報の確認時間 2014年11月23日 19時00分
22日22:08頃、長野県北部を震源とするM6.7・最大震度6弱の地震が発生しました。この地震の後も、最大震度5弱をはじめとして余震が多数観測されています。この地震で、長野県白馬村や小谷村などで家屋被害100軒超、負傷者は40人に上っています。【11月23日19:00現在、レスキューナウまとめ】

【発生事象】
発生時間:2014年11月22日(土)22:08頃
震源地:長野県北部(北緯36.7度、東経137.9度)
震源の深さ:5km
地震の規模(マグニチュード):6.7

[震度3以上が観測された地域]
震度6弱 長野県北部
震度5弱 新潟県上越
震度4 新潟県中越 石川県能登 長野県中部
震度3 群馬県北部 群馬県南部 埼玉県南部 神奈川県東部 神奈川県西部 新潟県下越 新潟県佐渡 富山県東部 富山県西部 山梨県中・西部 山梨県東部・富士五湖 長野県南部 静岡県伊豆 静岡県東部 静岡県中部 静岡県西部 愛知県東部

[震度5弱以上が観測された市町村]
震度6弱 長野市 小谷村 小川村
震度5強 白馬村 信濃町
震度5弱 糸魚川市 妙高市 中野市 大町市 飯綱町

[震度5弱以上と考えられるが現在震度を入手していない市町村]
筑北村

【津波情報】
この地震による津波の心配なし(気象庁発表)

【緊急地震速報】
・地震波検知から3.2秒後に緊急地震速報(警報)を発表
 震度5強から6弱程度:長野県北部
 震度5弱程度:長野県中部、新潟県上越
 震度4から5弱程度:富山県東部、新潟県中越、石川県能登
 震度4程度:岐阜県飛騨、群馬県北部、富山県西部、長野県南部、山梨県中・西部、群馬県南部、石川県加賀、新潟県下越、山梨県東部・富士五湖、埼玉県北部、埼玉県南部

【余震状況】(最大震度3以上)
<22日>
・22:37頃 長野県北部 M4.3 震度5弱(小谷村)
・22:55頃 長野県北部 M4.1 震度3(長野市、大町市、白馬村、小谷村、小川村)
<23日>
・00:23頃 長野県北部 M2.7 震度3(小川村)
・04:53頃 長野県北部 M3.5 震度3(長野市、小川村)
・05:33頃 長野県北部 M3.5 震度3(小谷村、小川村)
・07:16頃 長野県北部 M3.1 震度3(小谷村)
・12:46頃 長野県北部 M4.2 震度3(長野市、白馬村、小谷村、小川村)
・15:56頃 長野県北部 M3.2 震度3(小川村)

・23日18:00現在、震度1以上を観測する余震は68回発生(震度5弱:1、震度3:7、震度2:13、震度1:47)

【気象庁会見】(11/23 00:00〜、長谷川洋平地震津波監視課長)
・過去の事例から見ると余震活動が比較的活発な地域であり、今後も最大震度5強程度の余震が発生するおそれがある。
・揺れの強かった地域では家屋の倒壊や土砂災害などの危険性があり、今後の余震活動に十分注意して欲しい。

・長野県内で震度5弱以上を観測した地震は、2012年7月10日12:48頃、長野県北部を震源とするM5.2、最大震度5弱(中野市、木島平村)以来。
・国内で震度6弱以上を観測した地震は、2013年4月13日05:33頃、淡路島付近を震源とするM6.3、最大震度6弱(兵庫県淡路市)以来。

■避難情報
【避難指示】
・長野県白馬村:野平地区、青鬼地区(25世帯60人 23日14:25) 道路状況が悪く孤立の可能性があるため

【避難勧告】
・長野県小谷村:一部地域(31世帯69人 23日16:30) 土砂崩壊による孤立などの可能性があるため

【その他】
・長野県では、22日夜から23日朝にかけて、長野市、白馬村、小谷村、小川村で最大約470人が自主避難〔NHK〕

・白馬村では、土砂崩れなどにより立の間、通など4地区の58世帯129人が一時孤立状態になるも23日午後までに解消、全員の無事を確認〔NHK〕
・小谷村滝の平地区で3世帯8人が一時孤立も23日08:40救助完了〔長野県〕

・携帯電話各社は災害用伝言板、災害用音声お届けサービスを提供中
・NTT東日本・西日本は災害用伝言ダイヤル(171)・災害用伝言板(web171)を提供中

■人的被害
【負傷者】40人〔長野県、警察庁など〕
・長野県:40人(白馬村23、長野市10、大町市2、飯綱町、信濃町、小谷村、小川村、松川村)うち7人重傷(白馬村4、長野市2、松川村)

<被害詳細>
【長野県】
・白馬村神城地区で、住宅7棟が全壊し一時26人が閉じ込められたが全員救助
・長野市では、倒れたタンスの下敷きとなるなどして10人負傷
・大町市では、2人がねんざなどのけがをして手当てを受ける
・飯綱町では、68歳男性が避難の際に転倒し軽傷
・小谷村では、70代女性が揺れた蛍光灯で額を切るけが

・長野県は、23日までに倒壊した住宅などの捜索活動を終了、行方不明者なし〔共同〕

■物的被害
【家屋全壊】
・長野県:50軒(白馬村43、小谷村7)〔総務省消防庁〕

【家屋半壊】
・長野県:91軒(白馬村71、小谷村20)〔総務省消防庁〕

【家屋一部損壊】
・長野県:5軒(中野市4、松本市1)〔総務省消防庁〕

<被害詳細>
【長野県】
・白馬村神城地区で、住宅7軒が全壊
・白馬村から小谷村に向かう途中の道路が土砂崩れ
・大町市では、住宅の全壊や花火を打ち上げる鉄塔の倒壊の情報
・長野市では、住宅の壁や屋根瓦の崩落の被害が多数
・小川村では、稲丘地区で複数の住宅の壁が崩落
・信濃町では、県道飯山妙高高原線で数ヶ所道路が隆起している模様
・中野市では、ビニールハウスの重油の配管が外れ1000L漏洩

【新潟県】
・糸魚川市では、来海沢地区や寺町地区で道路の亀裂や住宅の塀が崩落
・上越市では、清里区上中条地区で道路が50cmほど隆起している模様

■ライフラインへの影響
【停電】
<中部電力>
・長野県:一部地域(白馬村)

【水道】〔厚生労働省・長野県〕
・長野市約320世帯、白馬村約220世帯、小川村150世帯以上、大町市約20世帯、信濃町、小谷村でも断水〔長野県〕

【ガス】
・飯綱町などで一時ガスが使えないとの問い合わせ、現在は復旧〔NHK〕

【通信】
・NTTドコモ:長野県内の2局で停波〔総務省〕

■原子力関連施設
・東京電力
 新潟県の柏崎刈羽原子力発電所(7基)は運転停止中、使用済み燃料プールの水が地震で揺れ水位変化を示す警報が一時作動、今のところ異常が発生したという情報は入っていない〔NHK〕

・北陸電力
 石川県の志賀原子力発電所は運転停止中、今のところ、異常が発生したという情報は入っていない〔NHK〕

■交通機関への影響
【鉄道】(23日18:00現在)
≪運転見合わせ≫
・JR東日本:大糸線(信濃大町〜南小谷・終日)※土砂流入及び線路の液状化発見〔内閣府・長野県〕信濃大町〜白馬駅間でバス代行輸送
・JR西日本:大糸線(南小谷〜糸魚川・終日)

【航空】
・富山空港、松本空港、新潟空港に被害情報なし〔総務省消防庁〕
・羽田空港は地震の影響はなく、平常通り運用中〔NHK〕

【道路】(JARTIC)
<高速道路>
・上信越道と長野道の一部区間で一時通行止めとなったが、現在は速度規制も解除されている。

<一般道路>
・土砂崩れで通行止め
 国道148号線:白馬村岩岳入口〜小谷村千国
 国道406号線:白馬村北城付近
・県道の複数箇所で路面陥没等による通行止め

■行政の対応
【政府】
<22日>
・22:10、総理官邸危機管理センターに情報連絡室を設置〔内閣府〕
・23:40、内閣府先遣チームを長野県庁に派遣〔長野県〕
<23日>
・09:00、関係省庁災害対策会議〔内閣府〕
・政府調査団が現地調査予定

【自治体】
<22日>
・長野県は地震発生を受け災害対策本部設置〔総務省消防庁〕
・23:05、長野県知事から消防庁長官へ緊急消防援助隊派遣要請、東京都、埼玉県、群馬県、山梨県、新潟県、富山県から緊急消防援助隊出動へ〔総務省消防庁〕
<23日>
・02:25、長野県知事から自衛隊へ災害派遣要請、白馬村への給水支援で〔NHK〕
・長野県は、白馬村と小谷村、小川村に災害救助法を適用〔内閣府〕

(被害状況サマリー/地震災害/その他)

引用元: 長野県北部でM6.7・最大震度6弱の地震、負傷者40人(11/22)【第8報】 (Yahoo!天気・災害)
http://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/emergency/detail/00000003578748.html

まだ誰もお亡くなりになっていないのが奇跡のように思います。

実は、私は、この地震ではじめて緊急地震速報を聞きました。私はその時、ちょうど実家に来ていて、母親がラジオをかけっぱなしにしていたので、聞くことができました。放送局はNHKでした。

最初は何のことだろうと思っていたのですが、それが噂の(笑)緊急地震速報だと言うことに気がついたときには、2~3秒後に地震の揺れが来ました。

逃げる暇なんてありません。あまり意味がないですね(笑)。

この地震の名称を調べようと、気象庁のサイトに行ってみました。

地震情報(地震の活動状況等に関する情報)
平成26年11月23日00時00分 気象庁発表

平成26年11月22日22時08分頃の長野県北部の地震について

23日00時00分現在の概要を以下のとおりお知らせします。

*** 地震の概要 ***
発生日時:11月22日22時08分頃
マグニチュード:6.8(速報値)
場所および深さ:長野県北部、深さ約10km(速報値)
発震機構等:北西-南東方向に圧力軸を持つ逆断層型 (速報)

*** 震度の観測状況 ***
【最大震度6弱】長野県長野市(ながのし)、小谷村(おたりむら)、小川村(おがわむら)で震度6弱、長野県白馬村(はくばむら)、信濃町(しなのまち)で震度5強を観測したほか、中部地方を中心に、東北地方から中国地方の一部にかけて震度5弱から1を観測しました。

*** 余震活動の状況 ***
 22日22時37分頃には小谷村で最大震度5弱を観測する余震(M4.3)が発生しました。これらの余震を含め、22日23時00分現在、震度1以上を観測する余震は17回発生しています。(震度5弱:1回、震度3:1回、震度2:5回、震度1:10回)

*** 防災上の留意事項 ***
 揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっているおそれがありますので、今後の余震活動に十分注意してください。

*** 緊急地震速報の発表 ***
 この地震に対し、地震検知から3.2秒後の22時08分26.6秒に緊急地震速報(警報)を発表しました。
 

 地震情報、津波情報等は最新の情報をご覧下さい。
 なお、現在発表している情報は気象庁ホームページで公表しております

引用元: 地震情報(その他の情報) (気象庁)
http://www.jma.go.jp/jp/quake/20141123000043387-010000.html

この地震はまだ正式な名称が決まっていないみたいです。「長野県北部地震」という名前にすると、2011年の地震と同じ名称になってしまいます。どんな名前が付けられるのでしょうね。